どこまで頑張れば出口があるんだろう-気象予報士試験合格を受けて

※10/27(公式発表直後)のメモ書き写し

 

アイドルたちはたゆまぬ努力を続けている。

このことを一部だけ、少しだけは知っていてもなかなか実感する機会は少ない。ましてやアイドル業を離れた部分の努力を知ることは皆無に近いと思う。しかし、今回「合格率4%」の難関試験に「4~5回目」の受験で合格したという発表によって阿部亮平 くん・岸本慎太郎くんの努力を視覚化された状態で感じることが出来た。

 

さて、今回のことはただ「頑張ったね!すごいね!」という範囲をゆうに超えている。もちろんアイドル業の努力もそれは多々あるが、なんだろう。仕事とはプラスアルファの部分で頑張ってる彼らがすごく格好いいなって思った。すごすぎてこんなありきたりな表現しかできない。

すごく格好いい。

 

(岸本慎太郎くんの事はあまり存じ上げないので、申し訳ないが個人に関しては阿部くんにだけ言及していきたい)

ジャニーズJrは戦国時代のようにデビューを目指して切磋琢磨している中で。グループの武器であるアクロバットが苦手だってことを自覚して自分だけの武器を身につけるために周りより秀でている頭脳面を強化して。その中でもテレビに出られる道かつ未開拓な「気象予報士」を選ぶ彼の姿ってすごく格好いい。

難関試験を受けるモチベーションが「自分とグループの役に立てたらいいな」ってすごいと思う。日本中にそれ一本で頑張ってる人がいる中で、阿部くんに関しては殺人的なまでに多忙な仕事のスケジュール(年間に立つ舞台が200弱?)と友人付き合い(佐久間くんとか真田くんとか)の更に合間を縫ってる、ってどういうタイムスケジュール管理をしているんだろう。「阿部亮平の時間活用術」みたいな本がほしい。切実。

 

卒業論文に書けるようにしっかりしたことを言うと、彼のニュースを受けてのファンの反応で一番私が印象的だったのは「彼らも頑張ってるから私も頑張ろう」というものだった。

どうしてもアイドル業って自己投影しづらいものだから、上述の感情もどことなく抽象的になりがちだと思う。だけど今回の試験合格は誰にでも投影しやすい、ざっくり言うとアイドルとしてのカリスマ性を必要としないものだと思うから、とても自己投影しやすいのではないかな。

普段は生きているだけできらきらしていて尊いアイドルたち。ステージで輝くことも、そもそもそのステージに立つことも並大抵の努力や覚悟では出来ないことをわずかながら認識しているし、そんな彼・彼女たちを見習って頑張ろうと考えさせられることも少なくない。だけど、今回のような学力的な試験によって結果を出すことっていうのは、私達ファンが想像しやすいフィールドなのではないだろうか。だからこそふたりへの共感(といっては安直かな)があふれたのだと思う。

アイドルはその非現実性故に愛されるのではないか、と思う反面、こうした人間味にあふれた努力や葛藤という側面も人々を惹きつけるのだろうかと感じた。

 

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ここまでを発表直後に書いていた。吐き出す場所がなかったからノートにつらつら書いていただけだったが、そこからたくさんメディア露出をしていて、これは世間的にも本当にすごいのだと実感した。思わずブログ立ち上げたわ。

ジュニアに関しては新参者なので間違っていることがあったら優しく指摘して欲しい…。

 

阿部亮平くん・岸本慎太郎くん

改めて本当にお疲れ様ですおめでとうございます好きですこれからも見守らせてください!