大人の決めたやり方それが正解なの?-SexyZone再始動を受けて

先日、”SexyZone5人で再始動”の文字が新聞に踊った。

 

www.daily.co.jp

 

 

ジャニーズ関連の検索から訪問して頂いていない方に説明をすると、SexyZoneは5人組グループなのだが、ここ1年半ほど(格差は活動初期から)ずっとシングルは3人で出していた。ジャケットも音入れも3人、挙げ句の果てには外されていた2人が別仕事の入っている日にグループツアーの日程を組むレベルであった。

ももいろクローバーZに例えると、かなこ・あーりん・しおりんのみでシングルが発売されて推され隊はテレビにも出ないのになぜかももいろクローバーZを名乗っている上に後ろで私立恵比寿中学が2人のポジションを陣取っているような感じ。

更に言うとてんかすトリオと紫同盟の二組で音源化はしないものの曲を出してて、テレビもそっちで出る感じ。なんならももクロ現場に推され隊が呼ばれないのに、ひなたちゆゆずきがももクロのバックにいる。推されてないっていうレベルじゃない。

 

 

それが今回のシングル「カラフル Eyes」は5人でお披露目イベントを行って5人で写っているジャケット写真で売りだされる、というなんかもう、これって本当に喜んでいいこと?当たり前じゃないの?みたいなことが起きたのでもう冷静と興奮をさまよっている形だ。本当に再始動して欲しい。(体勢に関しては賛否両論あるのかなと思うので深くは突っ込みませんが)

佐藤は「5人で鏡の前で練習したことも『いいな』と思った」と“再始動”に手応えを見せた。 (デイリースポーツ同記事より)

もう二度とこんなこと言ってほしくない。当たり前だと思っていて欲しい。

 

さて論文に関することで言うと、以前とらせていただいたアイドルファン心理アンケートでも、SexyZoneのファンの多くが事務所への不満を口にしていた。

 

”現在好きなアイドル(以下対象と表記)に対する不満は何ですか”

”「アイドル」を応援する上で悪印象なことはなんですか”

 

この2つの質問に対して、他のファンは本人たちの行為-恋愛スキャンダルや髪型、バラエティでの言動など-を指摘していることが多く見られたが、SexyZoneのファンはたいてい口をそろえて「事務所の方針が不満」「5人での活動がないことが不満」という言葉が吐露されていたのがとても印象的だった。外されていた2人のファンだけでなく、ずっと仕事がコンスタントにあった3人のファンでさえ、そうした不満を抱えていたのだ。

 

となると(アイドルを応援する)という行為に付随する欲求は、ただ対象を見ることが出来るということで満たされるわけではないらしい。対象を取り巻く環境全てが充実していることが求められるのではないだろうか。グループ間の仲も良好で仕事も安定している状況に対象がいることがファンにとっての大きな幸福なのだと認識させられた。今回の例で言えば(例・松島マリウス中島佐藤に囲まれて笑顔でいる菊池を見ていたい・菊池担)ということなのではないだろうか。変なとこでもやもやした悩みを持ってほしくないし、ファンと事務所の板挟みにもなっててほしくないし、末っ子2人といるところがお兄さんみたいで好き…のように。メンバー同士の関係性もグループアイドルの良さだろう。

グループ全員で物語を紡いでゆくストーリーに対する共感、がファン心理を支えるキーのひとつであると感じた。

 

対象や他メンバーのグループ脱退などが、応援へのモチベーションに影響するのではない考えは以前の記事で言及したとおりだ。 ほぼほぼ私の体験談なのだが。

mmmzk-18.hatenablog.com

 

脱退などのキーワードはとても繊細だと思うのでくりかえし書いておきたいが、これは全て私自身の意見や感情、また約1000つのアンケート回答を見たわたしの分析であってファンの総意として発言するつもりはない。

グループ全員が同じ方向を向いて欲しいか否か、全員で活動して欲しいか否か、どれを好きでいるのも個人の自由であると思う。

 

 

だけれど私は声を大にしていいたい。

佐藤勝利くん・中島健人くん・菊池風磨くん・マリウス葉くん・大好きな大好きな松島聡くん、久々になる全員でのシングルリリースおめでとう!本当にありがとう!全員での活動が見たかった!素敵な景色を見せてね!

次はそーたんのソロを待ってるよ……本人が望むならそーたんって呼ぶよ…!